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KOBE100PANで得られたもの

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大成功に終わったKOBE100PAN。
イベント終了後、多くの参加者の方がfacebookやyoutubeなどに投稿しています。
当日、見にこれなかった方の為に動画を貼っておきます。

STEELPAN CARNIVAL 2015 “Fantastic Voyage”
STEELPAN CARNIVAL 2015 “Pan Earthquake”

神戸新聞も取り上げて下さっています。ありがとうございます。

これだけの規模の演奏はなかなか無いですからね。本当に素晴らしい企画だったと思います。
イベント自体は大成功!

しかし、最初はやっぱり不安でした。これだけの人数の演奏はトリニダードでもあまり例が無いと思いますから。

「演奏が空中分解したらどうしよう・・・。」 とか。

色々な問題が考えられましたが、やってみると意外となんとかなるもので。
やっぱり、そこは大人の集まりですから。少々の問題は解決策が出るんだなと再認識しました。

もちろん、主催者側の準備が万全だったのもあります。本当に素晴らしいイベント運びだったと思います。

イベント成功おめでとうございます。

今回書きたいのは「個人的な反省」。
僕は幸運な事に本番前の事前練習の「指導」という立場に立たせて頂きました。僕のような若造に重要なポジションを与えて下さって本当にありがとうございます。
このような立場に立たせてもらったおかげで「多くの反省材料を見つける事ができました。」
今後の糧にさせて頂きたいと思います。

目次

もっとコンダクターとしてのスキルを身につけたい

KOBE100PAN PROJECT前日リハ1
KOBE100PAN PROJECT2015前日リハ

KOBE100PANの本番を迎えるにあたり、関西地域での合同練習3回、富山での練習1回、合計4回の合奏を見させて頂きました。
合奏を見て、「こういう音を出してほしい」と思って、「それをどう伝えるか」の引き出しの少なさを痛感しました。

もっと演奏者の音を導きたかった。全然導けてない。僕のコントロールが効いてないんです。つまり「バンドを鳴らすことができなかった」

その点、最終リハの原田さんはすごかった。ドンドン音楽が変わっていった。
パンの鳴りが、バンドの鳴りが、成長していってた。たったの数時間で。

演奏者が原田さんの存在に集中するんです。それが人間の器の大きさだと思いましたし、コンダクト能力だと思いました。
まだまだですねぇ!反省点が見つかったので改善していきましょう。

見様見真似のコンダクトではバンドは鳴らない。 コンダクターとしての技術をもっと身につけたいです。

いい音を鳴らすにはもっと深いコミュニケーションを

ほんと、基本的なことだよなぁ。お互いの信頼感がないと音は響かない。

譜面の音は並びますよ。音を出せば音符は並びます。「しかしそれって音楽ではないです。」 音楽って響きあった人間同士が鳴らすから音楽なんです。

ってことは響きあった人間環境を作らないと音楽にならない。その環境作りを甘く見ていたなぁと深く反省しています。
だからこそ、コンダクターとしての影響力も弱くなる。悪循環でした。

最終リハでの僕の立ち位置

今回、「指導」という立場で参加させて頂くことが決まっていましたが、同寺に「参加者」としてもエントリーしていました。
上記の4回の練習は「指導」、 最終リハからは「参加者」としての気分で居ました。勝手に。

それが良くなかった。

最後のリハーサルだからこそ、もっと「◯◯したほうがいい」とか「ここは△△のパートの音をよく聞いて」とか、言って回るべきだった。もっとあちこちの演奏場所に言って、声を掛けてあげれば良かった。

村上先生が全体の進行役を務めていたんだから、僕はもっと細かいところをフォローしてあげれば良かった。
最終リハの中でのこるりんの声掛けにはとても助けられました。あの声掛けがfantastic voyageの完成を早めたし、100PAN全体のクオリティアップにつながった。

そこで、その声掛けでハッとした。「それって僕がやることだった」

”穴があったら入りたい”ですよ。結局、最終リハは「参加者気分」でいたから自分のリハに意識を使っちゃったんです。
みんなの音を導く意識をもっと持っていれば良かったなぁ。自分の事で手一杯になっていたら、みんなの音を導くことなんか到底無理。

自分の器の小ささを痛感しました。 ありがとう、100PAN。 ありがとう、こるりん。

100PANの反省点を活かして

さて、これだけ課題を書き出して読んでる方の中にはズーンとなっているかもしれませんが、僕は全然ネガティブじゃないです。課題が見つかったらむしろ「やったー!」です。

これ、克服していきましょう!

課題を提示してくれてありがとう。まずはもっと深いコミュニケーションを目指します。

現在、神戸・横須賀・日本橋でレッスンを行っていますが、「その生徒さんたちとどれぐらい深くコミュニケーションを取ってる?」 もっとお互いが安心して音を出せる環境作りをしていこう。

その次はコンダクト能力のスキルアップかな。もっとテクニックがある気がするんですよ。 「僕が動く」→「それを見てプレイヤーが音を出す」 僕の動き方で出す音をコントロールさせたい。
「壮大な感じで音を出して」と、言うのではなくて「壮大な音を出させる動き」をすればいいのです。
それがコンダクターです。

オーケストラのコンダクターってすごいなぁ。テンポを提示しているだけではないんですよ。もっと色々な音を引き出すコンダクターを目指そう。 イベントだったり、日々の生活だったり、自分の意識一つで成長のきっかけは掴めますね。逆にそれが無いんだったら、それは見つめ直した方が良いかもしれません。

KOBE100PAN PROJECT前日リハ1

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この記事を書いた人

スティールパン奏者・ブロガー。
洗足学園音楽大学打楽器科卒業。
アスタ新長田スティールパンスクール講師。

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