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安里、演奏活動を縮小します。

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タイトルの通り、演奏活動を縮小します。
スティールパンの演奏以外(マリンバとか、ヴィブラフォン・パーカッション・ドラムなど)は基本的にお断りするのはもちろん、スティールパンもPANNOTEMAGIC以外はあまり引き受けないかもしれません。
もちろん、全てのお話を断るわけではありません!「これは僕が演奏したほうがいい!」と思った本番は全力で引き受けさせていただきます。
逆に「これは僕じゃなくてもいいな」と思ったら引き受けません。
というわけで、僕の演奏を聴けるのは基本的にPANNOTEMAGICだけ。まぁ、これが普通のなのかもしれません。
理由はいろいろとあるのですが、まずは「心身の消耗が激しい」という点。そして「自分の活動に専念したい」。
空-1

目次

演奏ってすごいエネルギーを使うんです。

これが一番の理由。とても疲れるんですよ。楽しいはずの演奏が、楽しめなくなっているんです・・。
こうなっちゃうと、「楽しい演奏」を届けられなくなっちゃうんです。
これって一番ダメじゃないですか。
ダメというより「意味がない」という感じ。
僕は、演奏というのは「楽しい」を届ける行為だと思っていて、そのためにはまず「自分が楽しい」状態にないと絶対に届けられないと思う。
自分が楽しくない、ということは「やらされている」ということ。この「やらされている感」って一発で伝わるんですよ。
これじゃ何の意味もないじゃないですか。

演奏に疲れるってどういうこと?

単純に、体力的にも疲れるんですが(6BASSは重いですしね・・。)、しかしそれよりも「精神力」の方が消耗します。
これが一番身体に悪い。
ステージに乗っている演奏者って余裕な顔して演奏していますよね。
超たのしそうに演奏しているイメージがあると思うんですが、
あれ、頭の中フル回転でめちゃくちゃいろんなことを処理しているんです。
超大変なことをしているんです。
バンドの中に入り、演奏がスタートすれば、尋常じゃないほど周りを気にします。それはお客さんも気にするし、バンドメンバーのことも、そして、バンドメンバーが出す音(もしくは、これから出しそうな音)を気にして、想像して、演奏を進めていくんです。
すっごい精神力を使います。
そうやって、ようやく人に届けられる音が生まれるんです。
今まで僕は、演奏に呼ばれれば「はい!参加させて下さい!」と二つ返事でしたが、そろそろ限界を感じてきました。
自分の納得できない演奏レベルで本番を迎えることが増えてきたんです。
「僕なんかに声をかけてくれたんだから、断るなんてできない」と思っていましたからね。
いや、本当にありがたい話です。
しかし、僕の力では抱えきれないほどの演奏曲数と演奏難易度になってきました。

リハが少ない、は仕方ない?

これがまた難しい問題で。
リハーサルが少ないと本番が楽しめないんです。
「え?プロの本番なんて、リハ1回が基本でしょ?そこをバッチリやってるくるのがプロでしょ!」
そりゃそうかもしれません。
しかし、スティールパンの場合は暗譜もしなくちゃいけないので、たった一回のリハだととても厳しい。僕の演奏技術では。
でもリハーサルにギャラが出るわけではないから何度も何度もできるわけじゃない。
つまり、リハっていうのは経費なんです。

  • 人を集める(メンバー分の人件費)
  • 場所を借りる(スタジオ代)
  • 楽器を運ぶ(交通費)

それに加えて、スケジュール調整もしないといけない。メンバーの予定を合わせてリハーサル日程を組むだけでも一苦労です。
しかし、利益を出すためにリハは少なくなる方向にいくんです。(仕事上、経費を削減するのは当然ですよね。)
でも、これじゃあいい演奏を届けられるわけがない。
少ないリハで最高の演奏をするのがプロ。それができるスティールパンプレイヤーもたくさんいます。
しかし、僕はまだそのレベルに達していませんでした。

あっちこっちのバンドを掛け持ちするのは僕のスタイルには合わなかった。呼んでくれる人にも、お客さんにもよくない。

本来であれば、リハを重ねて音楽が完成したらその曲は何度も演奏するべきだと思います。
スケジュールを組んで、メンバーを集めて、場所を借りて、楽器を運んで、ようやく作り上げた音楽なんだから、いろんな人に届けるべきなんです。
一回の本番で終わっちゃうって効率が悪い。そして「一回のリハーサルで完成できる程度の音楽になっちゃう」
これもなんだか悲しい。

もう一つの大きな理由「安里個人の活動ができない」

自分のリーダープロジェクトや、その他にも色々なことをやっていきたいんですよ。
演奏以外にもブログやインスタやツイッター、youtube、ペリスコープ、なんかももっと進めていきたい。
今まで、人のプロジェクトのサポートばかりやってきて、自分のことを何も進められなかったなぁと。
呼んでもらえるのは嬉しいですが、そろそろ自分のことも進めないと。
ありがたいことに、東京・横須賀・神戸で開催しているレッスンの生徒さんも増えてきて、僕がアレンジをする機会も増えてきました。
アレンジは苦手なんですよね。でそのために勉強も進めないといけません。(その一環としてピアノレッスンに通い始めました。)
レッスンにももっと力を入れていきますよ。スティールパンに興味を持った人が増えるのは本当に嬉しい!
僕はまだそんなに器用じゃないので、すべてを処理することができません。
自分が優先すべきことをちゃんと見定めなければいけない時期にきました。

というわけで、自分なりに楽しく優しく活動していきます。

今現在決まっている本番は全て責任を持って取り組みますし、最大の「楽しい」を届けられるように頑張ります!
何度も言いますが、仕事が振れる仲間が欲しい!僕が引き受けられない演奏の仕事を、自信を持って紹介できる仲間。
特に6BASSプレイヤー。もっと出てきてくれー!

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この記事を書いた人

スティールパン奏者・ブロガー。
洗足学園音楽大学打楽器科卒業。
アスタ新長田スティールパンスクール講師。

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