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トリニダード・トバゴ武者修行日記2013〜18日目〜

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2月11日
ジュベモーニング。まだ空は暗い。というか深夜2:00だから朝ではない。
みんなそれぞれの支度をして車で出発。それぞれのヤードに行く。
僕は途中の街でおろしてもらいhemoさんたちのグループと合流。
今回はhemoさんたちと一緒にジュベモーニングに参加する。
なんとhemoさんは現地のDJに混ざってプレイするらしい。・・・すごすぎる・・。
3:00頃にHemoさん達と集合場所に着いた。

ダブルスやスープが振る舞われていたので、それ食べながら出発を待つ。
なんだかんだでジュベモーニングが始まったのは4:00頃。
この時間からパンを演奏するボートや、泥の塗りあう人達、爆音を鳴らすトラックが街を埋め尽くす。
一般の参加者は「爆音を鳴らすトラック」についていきながら「泥(水生ペンキなど)をぬりあう」。
これはほとんどセットだと考えた方いい。
事前に「どのトラックについていくか」を決めておくととてもスムーズだと思う。
色々なトラックがあって、事前に参加費を払って好きなだけドリンクをもらえるトラックがあったり、簡易トイレがついたトラックがあったり。

今回僕が参加したのは「好きなだけドリンクがもらえる」トラック。
つまりおかわり自由。爆音に体を揺らしながらラムを飲む。これぞカーニバル。
トラックが動き出すのに合わせてみんなも動き出す。
まだまだ空は暗い。日の出はだいたい6:00過ぎぐらい。
その時までみんな飲んで・躍って・泥(ペンキ)を塗りまくる!!!
最高に楽しい時間。日本居てはこの興奮を味わうことはできない。
日本は複雑になりすぎたのだと思った。それに慣れてしまっている。
楽しいことをするのに音楽・躍り・お酒があれば十分ではないか。十分楽しい。
音楽に合わせて踊ることは世界共通なのだ。

気づいたのは、そんな当たり前。当たり前な事。それすらも、日本に居た時は見失っていた。
やがて夜があける。お日様が街に差し込んできた。その光にドンドン照らされていく。
みんなの顔もよく見えるようになってきた。すごい泥だらけだ。
HemoさんのDJの時間が終わったので合流してみんなで飲んで・躍った。
最後はみんな酔いすぎてヘロヘロ状態。全身ペンキとお酒でベタベタ(最後はお酒も頭からかけられた)。
朝の10:00頃までその「カーニバルヴァイブス」に文字通り「酔いしれた」。

目次

トリニダードのカーニバル1日目

torinidadtobago2013-steelpan-157

街中はすでにカーニバルが始まっていた。

そう、「カーニバル1日目」と書いたが、ジュベモーニングからカーニバル1日目はそのまま「なだれ込む」形でスタートする。

スタートというのか明確に「○○時からカーニバルがスタートします!」というものも無い。

みんな、そのまま盛り上がっていくだけ、といった感じ。
僕はというとまず仲間に連絡。ひとまず合流することに。

・・・結局、車に乗せてもらって帰宅することになった
(というよりも、僕の状態が相当酷かったらしく、僕の為に帰宅してくれたらしい。仲間には迷惑をかけた。ごめん。そして、ありがとう)。

シャワーを浴びてそのまま寝てしまった。
・・・・


次に起きたのは20:00頃。
結局、ジュベに全て力を注ぎこんだ為にカーニバル1日目はほとんど寝ていたのだった。
しかし、あれだけの量のラムを飲めば仕方ないと思う。
ボートから帰ってきたみんなと話したり、ごはんを食べたり、ワイワイ過ごした。
しかし、そろそろ帰る準備もしなければいけなかった。
明日が終わったら、明後日の早朝の便で日本に帰らなければいけなかった。
速いなぁ。もう明後日には終わりか。とても寂しい気持ちになった。

が、同時に収穫もたくさんあった。
海外旅行に行った人はよく「自分が何者かを考えるようになった」とか「海外に出て初めて日本が見えてくる」とか口にするが僕も全く同じ気持ち。
一昨年にトリニに来たときよりも「日本」を強く意識するようになった。
このことは、これからの自分の方向性を決定づけた気がした。
いろんな事を考えながら帰りの準備をした。
明日はいよいよ最終日。カーニバルでいろんな事を吸収しようと思う。

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この記事を書いた人

スティールパン奏者・ブロガー。
洗足学園音楽大学打楽器科卒業。
アスタ新長田スティールパンスクール講師。

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