音楽療法学会の初日を終えました。
今日は一日「講義」の日。90分の講義を4つ受講できます。
僕にとっては大学卒業後も講義を受ける事ができる一年に一度のチャンス。
音楽療法学会にはとても感謝しています。
今回受けた講義は4つですが、一つは続き物の講義(前編・後編みたいなもの)なので内容としては3つ。今日は最初に一時間目に受講した「緩和ケア医が望む音楽療法~スピリチュアルペインへのアプローチ~」について書いてみます。
個人的にまとめた走り書きメモを元に書いていますので講義の内容を十分に伝えられないかもしれませんがご了承ください。
目次
「緩和ケア医が望む音楽療法~スピリチュアルペインへのアプローチ~」
- スピリチュアルペインというのは自身あるいは人生に対して意味や価値を見出せなくなってしまった状態。自己否定=自分を肯定的にとらえられない、その人らしくない状態のこと。
- 失ったものは戻らない。しかし、それを受け止めて次のステップに進むことは出来る。
- スピリチュアルペインの対処は最終的にはその人(患者・対象者)にしか出来ないが、それを周りの人間がバックアップすることはできる。音楽療法も効果的であると考えられる。
- 介護等は病院じゃなくても自宅や施設でも行えたほうがいい。
- 人が人を支える。
- みんなが同じ時代を生きている→時代と地域を支える。
・・・メモ書きですが空気感ぐらいは伝わるでしょうか。
緩和ケアという分野は敬遠しがちなのであまり詳しくないので色々な発見がありました。
この講義で特に勉強になったのは観察力です。
やっぱりお医者さん(緩和ケア医)の観察力はすさまじいです。患者さんとの少しの会話をヒントにその人がどのような人間なのか探っていく。
自分だったらここまで考えられたか?と自問自答してしまいました。本当に勉強になりました。
他の講義については明日以降で記事にしていきます。