書くという行為は、閉じていた自分の心を開く作業でもあるし、それまで隠していた本音を発見する作業でもあります。
感情の針がマイナスに振れているときは、何を書くかよりも書くことそのものが重要。そうして感情をニュートラル地点に戻すことを優先するのです。これ、僕にとっては「楽器を演奏する」ことに当てはまります。楽器演奏をすると気持ちがラクになってくるんですよ。演奏すればするほど上手くなっていきますので更に気持ちがよくなってくる。 本書では「書くということは誰にもできることだから、この方法は多くの人にオススメできる」というようなことが書かれています。 確かに、楽器演奏は書くことよりもハードルが高いです。誰にでもできることではありませんが、僕のレッスンに通っている方は是非この事を意識してほしいなぁと思ったんです。楽器演奏ができる人はこの方法が実践できますから。 ”何を書くかよりも書くことそのものが重要” これが非常に気に入りました。僕的に、これを演奏に当てはめてみると ”何を演奏するかよりも音を出すことそのものが重要” 楽器の音を出して、その綺麗な音に浸ることが重要だと思ったんですよ。レッスンの為に「譜面を覚えよう」「覚える為に頑張ろう」という気持ちも分かりますが、たまには音を出すことそのものの行動とその結果出てくる音に浸ってみるのはどうでしょう?とても楽しくなると思います。 自分が出している音に集中するんです。ほーら、綺麗な音が鳴っているんですよ。 それをもっと楽しんだ方が良い。ドンドン気持ち良くなってきますよ。
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