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第13回日本音楽療法学会学術大会2日目。

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音楽療法学会2日目です。

今日は日本音楽療法学会理事長である「日野原重明先生」の講演など、重要な講演が目白押しでした。
日野原先生はとても有名ですのでご存知の方も多いと思います。
今年で101歳でもう少しで102歳。ですが普通に講演もこなしてしまいます。
元気という言葉では片付かないぐらい元気な方です。

日野原先生の講演も貴重なものですが、今回取り上げるのは
島根大学教育学部教授 藤井浩基先生が講演された「音楽がつなぐ人と人、音楽をつなぐ人と人~ソーシャル・キャピタルと音楽~」について取り上げてみたいと思います。

ソーシャル・キャピタルとは日本語で「社会関係資本」。しかし、「ソーシャル・キャピタル」と一般に広まっているそうです。
社会の中で醸成される、人と人との「信頼」「協調性」「規範」「互酬性」「ネットワーク」「誇り」など多様な意味で用いれらている。
上記なようなものを「音楽」を通して育てていく。ということを先生はおっしゃっています。
つまり、音楽を通して「信頼」や「協調性」を育てていく、ということ。
これはまさに「音楽療法」です。

音楽療法という言葉を聞いて勘違いされる方がいらっしゃいますが、
「音楽を聴いて癒された」「音楽を聴いて障害が緩和された」
というようなものではありません。
これは僕の考えですが、音楽療法というのは「音楽を通してその人らしく生活を送る」という感じです。

音楽には不思議な力があります。自然と笑顔になってしまったり、自然と涙してしまったり、突然踊りたくなってしまったり。そんな「不思議な力」を使って「その人らしく生きていく」手助けをすることだと思っています。
対個人という場面だけではありません。
複数人いて「なんとも言えない重たい空気」があったとして、適切な音楽さえあれば「重たい空気がいっきに晴れる」ことだって出来ると思います。

それを操るのは音楽療法士です。引っ込み思案な子が音楽の不思議な力によって「活発な子」になることだってあると思います。音楽を通じて「ソーシャル・キャピタル」を育てる。とても素晴らしいことです。
頭では分かっていても、今回のように「ソーシャル・キャピタルと音楽」と題されることで意識します。それが日常生活でアンテナとなって思わぬ情報が入ったりします。

これがあるから講義というのは面白いんです。自分では思いつかない全く新しい概念を自分の体に染み込ませる事が出来る。
このようにブログにすることで「復習」にもなります。これは本当に勉強になる。

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この記事を書いた人

スティールパン奏者・ブロガー。
洗足学園音楽大学打楽器科卒業。
アスタ新長田スティールパンスクール講師。

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