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山梨県立峡南高等学校で芸術鑑賞会を行ってきました。

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今日は山梨県立峡南高等学校で芸術鑑賞会で行いました。
高校生への芸術鑑賞会は本当に難しい。しかし、今回は過去の反省を生かし大幅に改善できました。
高校生の心を掴むには流れが大事。演奏のクオリティが大事なのはもちろん、芸術鑑賞会全体の『流れ』で心を掴むか否かが決まります。
「MCが入るタイミングが3秒遅い」「演奏の少し音量が大きすぎる」など本当に小さい事でも流れを壊してしまう。
そんな小さなことを修正することで今回の芸術鑑賞会は大成功を収めました。
その大成功の後にとても嬉しい事が・・。


・高校時代の一つの思いでになってほしい
演奏終了後に写真を撮ってtwiiterに投稿したところ多くのリプライをもらいました。
(高校な名前が誤変換されていました。正しくは峡南高等学校です。)
この他にもtwitterアカウントに直接メッセージを送ってくれる生徒さんも居たり、演奏会ではなく、第二の盛り上がりを見せました。
このようなリアクションが返ってくるということは楽しんでもらえた証拠かな。
高校生にもなると趣味も様々だと思うし、聴く音楽も友達同士で違ってくると思うけれども、こうして一つの音楽を聴いて一緒に盛り上がるという経験はとても貴重な経験になるのではないかと思うんです。大人だって一つの音楽でみんなが盛り上がれるということはあまり無いですよね。
高校生の内に秘めたパワーは測り知れません。しかし、そこは学校なので規則・ルールの基に生活をしています。
規則を守る事はとても重要です。芸術鑑賞会の前半は規則を守って静かに聴いてくれていました。
しかし、パンノートマジックの芸術鑑賞会は後半からドンドン盛り上げていきます。
最後の最後はスタンディングのライブのようにステージの前までみんなが押し寄せます。
それは良い事だし、正しいライブの聴き方、盛り上がり方です。
学校生活のルールは「みんなで話を聴く時は静かにしよう」というモノであって「ライブの時も静かに聴こう」というモノとは少し違います。
ライブは気持ちが高ぶったら盛り上がって良いんです。声を出してもいいし、拍手してくれて構わない。そうやって演奏者と聴き手が作用しあって盛り上げていくのがライブです。峡南高校のみんなも最初は「盛り上がっていいの?」という空気を出していましたが、だんだんと「盛り上がっていいんだ」と分かってくれていました。
そして、今回の芸術鑑賞会の特筆すべきは高校の先生の存在です。最後の最後、生徒に混ざって一緒に盛り上がってくれたんです。
ステージの前に来てライブを楽しむお客さんのように。この姿にとても感動しました。あのような姿を生徒が見れば「こういう場では盛り上がった方が正しい」と分かります。
これから大人になっていくと色々な場面に遭遇します。「ライブ」もその場面の一つとして必ず出てきます。
そんな時の為にも「ライブの楽しみ方」を覚えてもらえたら嬉しい。峡南高等学校のみんなはそれを実体験として覚えてくれたと思います。
それは国際社会でも大きな武器になります。「日本人は仕事に真面目。だけではない。ちゃんと音楽を楽しむことができる。」そんな大人を増やしたい。

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この記事を書いた人

スティールパン奏者・ブロガー。
洗足学園音楽大学打楽器科卒業。
アスタ新長田スティールパンスクール講師。

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