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エリーマネットさんのスティールパンこそが「癒しの楽器:スティールパン」の代名詞。

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ドタバタだったトリニダードの旅を終え、そのままアメリカのピッツバーグへ。
今回の旅の最終目的地であるエリーマネットさんのスティールパン工房へと向かいます。

「色々な6ベースを見て自分に合う楽器に出会う旅」ということで始めた旅で、ピッツバーグへ行く頃にはブッチさんのベースを発注したあとでしたが、もうフライトチケットも買ってあるし、とにかく一度行ってみて音を聴いてみないといけません。

こるりんのビデオブログでも紹介されていますし、エリーさんが作るスティールパンの音はある程度は想像できたんですよ。

しかし、実際に聴いてみると全然印象が違いました。

「こんなに綺麗なスティールパンを聴いたことがない!!」

エリーマネットさんの工房
エリーマネットさんの工房
目次

これぞまさに「癒しの音」

残念ながら、エリーマネットさんにお会いすることができませんでした。(エリーマネットさんは今年で89~90歳になります。あまり体調がよくないのかなぁ。)代わりに、チューナーのロブ・ディビスさんが工房を案内してくれました。

エリーマネットさんの工房にて。ロブ・ディビスさんと
エリーマネットさんの工房にて。ロブ・ディビスさんと

エリーマネットさんの工房にあるスティールパンはどれも綺麗な音でした・・・。

試奏の様子を動画に納めました。伝わると良いのですが。

こるりんのビデオブログとエリーマネット公式の動画もシェアしておきます。

澄んでいて、とても綺麗な音がしますねぇ。音程感もハッキリしていて聴きやすい。

日本人が想像するスティールパン?

なぜか日本には「癒しの楽器:スティールパン」と紹介されています。

確かに優しくて癒しの音色をしているのですが、トリニダードでは「超テンションマックス!」な音の方が多い。

少なくとも、2〜3月のカーニバル時期に癒しのスティールパンの音色は聞こえてきません。
テンションマックス!メーター振り切れて常時レッドゾーン状態!な音で街は埋め尽くされていますよ。

一方、エリーマネットさんのスティールパンは癒しそのもの。この楽器を使ってクラシックを演奏したら最高に気持ちいいんだろうなぁと思いました。

ある意味、エリーマネットさんの楽器は日本人が考えるスティールパンらしい音がするスティールパンだと思いました。

アンディ・ナレルさんもエリーマネットの楽器を使っているそうです。

どうりで!合点がいきましたよ。あの綺麗なサウンドはエリーマネットさんのパンあってこそなんですね。

「トリニダードのスティールパンはキンキンしすぎていて馴染めない!」という方、エリーマネットさんのパンなら好きになるかもしれませんよ。

日本にも輸送できると言っていました。
価格表はこちらから。
Professional Series

クロームのローテナーが$4,100かぁ。ちょっと値段は張りますがそれだけの価値はあります。

というわけでレポート終わり。

今回のスティールパンに出会う旅はこれで終了ですが、世界にはまだまだ知らないスティールパンがあるんでしょうね。

またいつか知らない楽器に出会う旅をしたいと思います。

エリーマネットさんの工房

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この記事を書いた人

スティールパン奏者・ブロガー。
洗足学園音楽大学打楽器科卒業。
アスタ新長田スティールパンスクール講師。

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