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「かぜのでんわ」について。

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音楽感受研究所が毎年3月に開催している「音楽を聴きに来ませんか」では色々な試みをしていまして。
その一環で去年から「演奏+朗読+絵本」をという組み合わせで演目を披露しています。
絵本をスクリーンに映し出して音楽をつけて物語が進んでいくのですが、なかなか好評でして今年もチャレンジしたというわけです。
そこで、今年取り上げたのが「かぜのでんわ」という絵本。
これがとても感動的なお話。僕も演奏しながら涙が込み上げてきましたよ・・・・・。

つたえて、あのひとに・・・・・・
岩手県大槌町にある「風の電話」。線はつながっていない・・・・・・。電話にこめられた「想い」を絵本に。
山の上に置かれた電話。だれもが自由に使えて、今はそばにいない人と話すことができます。でも実はそれは電話線のつながっていない電話でした。
岩手県大槌町に東日本大震災のあと設置された風の電話ボックスをモデルにした絵本。

http://www.kinnohoshi.co.jp/shop/info.php?isbn=9784323024516より引用

上記の説明にある通りです。
物語は、途中かなり辛い(悲しい)展開を迎え、胸がギューっとしてきます。
きっと、お子さんに聞かせても(読んでも)そうなるでしょう。

それだけ重い内容ですが、読み終えた後は胸がスッキリすると言いますか、前を向いて進もうという気持ちになりました。

(人によって後味は変わってくるかもしれません。しんみりしてしまう人もいるかもしれません。ぼくは前向きな気持ちになれました。)

ご興味がある方は是非一度ご覧下さい。
道徳教育なんかにも良いでしょう。

音楽感受研究所の研究員として、この作品を最後に披露できて本当に良かったです。
最後の最後まで、思い出深い演奏会でした。

かぜのでんわ

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この記事を書いた人

スティールパン奏者・ブロガー。
洗足学園音楽大学打楽器科卒業。
アスタ新長田スティールパンスクール講師。

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